2002/02/12

吾輩はかもめ・・・     
     名前はジョナサン・・・

スペースシャトルと紙風船

今週はハイテクとローテクのオンパレードとなった。

ホンダの二足歩行ロボットASIMOに山本が会ってきた報告を前の日記で報告したばかりだが、一昨日秋田県の田沢湖に程近い西木村で行われた冬の行事「紙風船まつり」の模様をお見せしよう・・・。

このローテクがまたなんともうれしい・・・。

和紙を張り合わせ、思い思いの絵やメッセージを描いた紙風船は、一度限りの使い捨て・・・

まるでH-2ロケット状態だ。

はじめはガスボンベを使い、熱風を送り込み風船が熱気で膨らんでいく。

見物人も一緒になって押さえ付けてパンパンになるまで待つ間に興奮が高まっていくのだ。

最後に一番下に開いた開口部に取り付けられた「たいまつ」に火がはいる・・・

冬の夜空に、たいまつの灯りに浮かび上がった大きな紙風船が放たれる・・・

とてつもなく凝った北国のロケット遊びだ・・・。

今年は全部で100個が夜空に放たれたそうだ。
 

 

・・・と、夜遅くまで北国のお祭りを満喫した翌朝、山本は静岡県に飛んだ。

御殿場にあるハイテクの館「GHクラフト社」を訪問したのだ。

今年からシリーズ戦が始まるエコノムーブに、いろいろと協力してもらう事になったのだ。

あとで楽しい報告ができるだろう・・・期待してください・・ネ。

そんな交渉は表向きの理由だ・・・

ジョナサンのチーフデザイナー山本の本当の理由はなんと宇宙にあった。

ここ、GHクラフト社では、あの国産シャトル「HOPE」の実験機を製作していたのだ。

残念乍ら、工房の中のHOPEの実験機は撮影が叶わなかったが、とにかく凄い迫力であった。

ソーラーカーレースやエコノムーブに参戦している学生達には夢のような光景かそこにあったのだ。

GHクラフト社の公式サイトがあり、

その中ではシャトルの製作現場のスライドが紹介されているので是非覗いて見て欲しい。


御殿場の閑静な場所にあるGHの工房


ヨットのアメリカンズ杯のあの艇も・・


シャトルのドックは本物の造船所の中にあった


シャトルやレーシングマシンも守備範囲

ASIMO・紙風船・シャトル・・・

とにかく興奮の連続だった1週間・・・、

秋田空港に降りた山本を待っていたのは膝まで降り積もった駐車場の雪だった。

つづく

 

目次ページへ戻る

メインページへ戻る