先日大潟村に行った際、コースの改修された状況を調査したので紹介しよう。そもそもこのコースは一周31kmという世界でも類を見ない特別なコースだったが、北の排水機場の改築工事に伴って今迄の折り返しコーナーが使えなくなったのだ。
折からの不景気が更に追い討ちをかける事になり、コーナーの本格的な改築は望むべくもない・・・。
そこで、村とWSR大会本部が知恵を搾って、予算をかけないで折り返しができるコースを造る事になったのである。場所は12.5km付近(北の橋の数百メートル手前)で、工事費用を極力抑えてなんとかコーナーが完成した。
雰囲気は、WSRやエコノムーブの関係者ならばエコノムーブの折り返しと同じ・・と云えばピンと来るはずだが、とにかくタイトな右ヘアピンコーナーである。コーナーの正確な測量データは近い内に公式ページに発表される予定なので要チェックだ!!
吾輩の経験からお伝えするしかないのだが、エコノムーブのコーナーは超低速度なら充分に曲がれたので、ここもスピードを抑えていけば何とかなるだろう。
しかし必然的に走行ラインは1本しかない・・・
これからステアリング系の設計をするなら是非右方向の操舵角に余裕を持たせておく事をおすすめする。反面、北の橋から近い位置関係と、周囲の雰囲気から云って絶好の観戦ポイントにもなる。
一周が25kmに短縮された事により、上位チームのラップタイムは20〜25分に縮まる予定で、17〜18周/日の勝負となれば、ピットクルーにとっては面白いレースになるかもしれない。何はともあれ、今年はこのコースでレースが開催される。
大潟村が、苦労して捻出してくれたコース改修費を無駄にしないように、良いレースが繰り広げられるように、準備を進めなくっちゃ・・・ネ!!