2002/08/08

吾輩はかもめ・・・     
     名前はジョナサン・・・

戦いを終えて・・・

レースの翌日、戦いを終えた吾輩の検証が行われた・・・

痛手を負った吾輩の後ろ足は、引き摺ったままで、ちょっぴりリアが下がっているのが分る・・・

外見はまったく無傷でレースを終えた・・・

心配していたベニアのボディの強度は
予想以上に頑丈だった・・・

これが問題の破損箇所だ・・・!!

フレーム改修の段階で、充分強度があると
判断した箇所だが、実戦でしかも予定以上の
ハイスピートでの走行には耐えられなかったよ
うだ・・・!!

充分のクリアランスを取っていたはずだが、
結果はこのとおり・・・、
タイアがボディの裏面を擦り続けていたのだ。

タイアが擦れてバーストの可能性も・・・
かろうじてセーフ・・!?

  

レース中の写真を送っていただきました・・・

感謝

 

設計担当者からの報告

今回のマシンで良かった点、失敗した点を報告します。
 

まず、良かった点は
 

1,  ベニヤ板のボディが予想以上に丈夫だった事、接着剤として採用したホットメルトが特にベニヤ板との相性が良かったと思われる。

2,  予想以上に空力が良かったと思われる。

3,  ドライバー用のエアインテークとダクトが有効だった事。

4,  ブレーキパットのリターンスプリングがとても有効だった事。(過去の報告を参照)

5,  ベアリングを低フリクションタイプに交換したのも効果大

6,  ハイマウントブレーキランプ、サイドマーカーランプも是非推奨したい。

7,  丸型ステアリングが好評、灰皿も活用されていた模様・・笑

8,  フットブレーキはドライバーから好評

9,  制作費を最小限に抑えていたわりに好成績をおさめた事に充分満足・・!!


 

改善すべき点、反省点は
 

1,  サスペンションを装備すべし・・・教訓

2,  テスト走行が不足していた。(2週間製作が遅れた)

 
最後に・・・

ハーフクラスのマシンがこんなにも楽しいものだとは気が付かなかった。

製作も楽だし、材料も安価なもので充分間に合う・・・

太陽電池も8年前のもので、しかも多結晶という性能的には不利なものでも

480Wクラスならば勝負出来る事がわかった・・・

世界のトップクラスを狙うのも勿論価値のある事だが、吾輩たちのように

限りある条件の中で、楽しく挑戦出来るのもソーラーカーレースの

大きな魅力だと感じる。

まだまだ・・つづく

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